オクト。

新規による関ジャニ∞備忘録。 良い事もそうでない事も。

ドリフェス2015 - 感想

テレビ朝日ドリームフェスティバル2015|テレビ朝日

テレビ朝日ドリームフェスティバル2015

 
関ジャニ∞、めっっっちゃ格好良かった…!


1. ズッコケ男道~∞イッパツ録り編~
2. キング オブ 男! *バンドver.
3. 宇宙に行ったライオン
4. LIFE ~目の前の向こうへ~
5. 侍唄
6. High Spirits
7. 勝手に仕上がれ
8. オモイダマ *バンドver.


『ジャニーズナメてる奴にバンドぶちかましたれー!!』ってすごく期待してたけど、エイトのバンドって初披露の時はわりとガタついてる上に、ツアー前なのにリハやってないやってない言うから、若干の不安もあったドリフェス。
蓋を開けてみたら、めっっっちゃめちゃ良かった。


開演時間にはしっかり埋まった代々木でトップバッター。次が関ジャニ∞だとわかって席を離れるような人はゼロと言ってもいいくらいの期待度。
歓声の中、全員少しずつデザインの違うKANJANI EIGHT Tシャツで登場し、スッとスタンバイ渋谷すばるの力強い歌声で始まる「ズッコケ男道~∞イッパツ録り編~」。最初に持って来たかー!1曲目からがっつりボルテージが上がる。知名度もあるから、ファン以外もかなりブンブンやってくれていた。
イッパツ録りver.のバンドアレンジが私はあまり好みではなく、CDでも生でもガチャガチャして実際より下手に聞こえるなあと思っていたが、今回はとても良かった。ベース音量が上げ気味で、ハープとキーボードが下げ気味だったのが良かったのかもしれない。すごくまとまって聞こえた。


会場が一気に暖まったところで、鳴り出す安田君のギター。…?これ何の曲…

「キング オブ 男!」キター!!!

元々好きなシングルだが、これをバンドでやるという発想は全くなかった。マジで格好良かった。安田君が赤に近い茶髪で前髪分けというわりとイカツめのビジュアルだったので、『チェリーが…ギターを…』という衝撃と感動しか記憶にない。*1 演奏も何の違和感もなく、とにかくひたすら格好良かった。私的『抱かれたい曲2015』ぶっちぎりNo.1。(付き合いたい曲は「韻踏ィニティ」)


からの、「宇宙に行ったライオン」!渋谷さんも去年のドリフェスとソロツアーで手応えがあったと思うし、ファンの事前予想での『ライオンはマスト!!』という空気とも一致していて、嬉しい選曲だった。
オープニングはもうちょっと音量上げてほしいなと思っていたが、この頃から気にならなくなった。

Cメロの安田パート「もっと遠くへ遠くへ行けるよ 雲の果て 胸の奥」がものすごく良くて、こんな良かった!?と思ったところで、7人での演奏を生で聴くのは初めてだった事に気付く。すっかり何度も聴いた気になっていた。(DVD観すぎ)
FIGHTともJUKE BOXとも、去年のドリフェスとも渋谷ソロとも違う「宇宙に行ったライオン」がそこにあった。すごく良かった。ライオンは、聴く度に新しい景色を見せてくれる。
初見でコーラスに入るのは難しいかもしれないけど、多くの人が「遠くへ」で腕を挙げてくれていた。そういう力のある曲。


ここで「LIFE ~目の前の向こうへ~」を持ってくるのは、かなり意外だった。もっと意味を持たせてくるかと思いきや、案外サラッと組み込む事でエイトのバンド=LIFEオンリーではなくなりつつあるんだなと実感。できる事がどんどん広がっている。


「今日はふざけずに、一生懸命音楽頑張ります!何卒、よろしくお願いします。新曲やります!」と、ドラマには一切触れずに始めた「侍唄」。イントロのアコギ錦戸のアルペジオが上手くいかず、「もう1回いいっすか?」と一旦止めて仕切り直し。会場の空気もほぐれたのと、錦戸君でも緊張してるんだなっていうのと、やり直せる=ガチでやってる(音源じゃねーぜ!!)感があって逆に良かった。
渋谷さんが「関ジャニ∞っていうアイドルグループやってます!紹介します、錦戸亮です!」って入って来て、『去年のアレ*2 名言だったし自分でも気に入ってたもんね!言いたかったんだね!(笑)』と微笑ましくなると同時に、錦戸をフォローする渋谷というなかなかレアな構図に胸熱。

初めて合わせたらしい「Rの法則」の時はまだ演奏が落ち着かなかったが、この日はすごくまとまっていた。
2番の丸山パートの音程があやしく、頑張れー!!と手に汗握りながらも『そもそもベースやりながら歌うの大変だからな。全員が楽器やりながら自分のパート歌ってるって結構凄いよね…?』とも思う。ジャニーズがバンドをやっていると、簡単な演奏にしてあるんじゃないの?と思われるかもしれないけど(私も以前はそう思っていた)関ジャニ∞は自分達が演奏する前提で作られたわけじゃない曲もバンド形態で披露したりしているので、かなりガチなんですよ!!


渋谷さんの「もうちょっとだけお付き合いください。…暴れてもいいんだよ?」から始まる「High Spirits」とかもうアガるしかない。本当かっちょいい!!

大半の予想通り、ギターは左(イントロ)錦戸、右安田。横山君のトランペットへの歓声が凄かった!ファンは勿論沸くし、知らなかったらそりゃあびっくりするだろう。バンドに1人トランペットがいるのは本当に格好良くて、幅も広がる。まるちゃんのスラップも盛り上がった~!横山・丸山は特に頑張って練習しているのがこちらにも伝わってくるので、ああやって歓声を浴びる事で手応えを感じられていたらと願う。
曲が良いのは勿論、セトリのアクセントになるし、それぞれに見せ場があって1人1人をきちんと見て貰える良い流れだった。


そこから続くのは当然、「勝手に仕上がれ」!個人的にツアーではオープニングより後半でと推しているので、『そうそう、それそれ!』という使い方で嬉しい限り。
初見でこのC&Rについて行くのはかなり厳しいだろうから、スクリーンに『KANJANI EIGHT』が出せたら良かったな。半分は映像に使えたみたいなので。(私の位置からはスクリーンが見辛かったため、もし出てたらすみません)

イントロのスラップには歓声が上がってて、「丸山!!」からのベースソロは会場全体が音を聴こうとしている感じがちょっとゾクッとした。『あれが来る!』って待ち構えるような感覚。
Mステの番協はほぼCD通りだったけど、現場の実感としては「Hey!(ヘイ!)Hey!(ヘイ!)行かないでTonight(ウォーウォーウォー♪)」でノってる人が多かったかな。Aメロのヘイヘイと、KANJA~は勿論やる。

例のとこは、「そんなに見られたら恥ずかしいって」出の安田担とか生まれていいんじゃないか?と思うくらい格好良かった…。


バンドでできて、最後にするような曲ある…?と思ったら、まさかの「オモイダマ」。これもかなりびっくりした。イントロが村上君のキーボードソロで、ざわつく会場(笑)でも本当、ちゃんとできてた!正直村上君のキーボードは『うーん…?』と思う時もあるが、今回は他の曲も含め違和感がなかった。
横山君村上君も手を抜いているとかではなく一生懸命なのはよくわかるから、ディレクター陣には上手く活かしていってほしい。専業のバンドではないアイドルだからこそ、より素敵に見せるのが周りのプロの仕事じゃないかと。そして音楽にしろダンスにしろトークにしろ、お互い得意不得意を補い合えるのがグループの良さだと私は思う。

落ちサビでスッと照明が落ちて、渋谷さんピンスポになったのも良かった。
演奏が良かっただけに、やっぱりこの曲はブラスが欲しい。YOKANさーん!!


最後は横一列に並んで、生声で「ありがとうございました!」と一礼。
終わった途端、隣のエイターさんと顔見合わせて思わず「格好良かったですねええええ」と言ってしまうくらい格好良かった。関ジャニ∞最高だった。
十祭・関ジャニズム・リサイタルのバンドはあまりピンときていなかったのだが、今回はすごくすごく好きだった。



オープニングアクトで燃え尽きても、そこからずっと濃いのが3日目。
私は知らない観客を引き込めるアーティストが好きなので予習は全くしないタイプで、他の5組は初めましてだったが、それぞれに素晴らしいステージで最後までたっぷり楽しませて頂いた。

キュウソネコカミはマニア向けなイメージから一変、予想外にフランクで会場全部を巻き込んでくれた。色んなC&Rやってきたけど「ヤンキー怖い」って言わされるとはw「ビビった」が好き。
凛として時雨は硬派。オープンなアーティストが多かったので、良い意味でクローズドな時間は場が締まった。登場SEが雨音なの格好良い。
aikoは失礼ながらめっちゃ歌上手かった…!今までは歌詞への共感性とか、いくつになってもかわいらしいという印象が強くて歌唱力っていう目で見た事なかったけど、40歳であれだけ動き回ってるのに声量が凄くて声にハリがあってピッチが安定してて、とにかく凄かった。テレビ以上にパワフルだった。MCもすごく近い距離で気さくに話しかけてくれてほっこり。会場を味方につけるのが上手い。
椎名林檎は最近の曲が中心だろうと思っていたので、「真夜中は純潔」をやってくれたのが嬉しかった…!歌は勿論、ちょっと首を傾けるとか視線を逸らすとか、"アップで撮られている"事を意識した仕草のひとつひとつがハッとするほど美しくて映像的だった。本当に美しい。凛として可憐で、女王様で貞淑で、卑猥なのに上品。やっぱり林檎ちゃんは、永遠に私の理想の女性像。

そしてX JAPANは…すごいものを観た、としか言いようがない。

凄いドラムって何がどうなってるのか全然わからない。速すぎて見えない。YOSHIKIさんがドラマーでありピアニストなのは知っていたが、1曲の間にドラムから降りてそのままピアノ弾いてまたドラムセットに戻るとは思わなかったのでびっくりした。あんなに叩いて、手は痺れてないんですか…!?
X JAPANには過酷なイメージを持ってる人が多いと思います。実際、苦しい時や辛い事もありました」という言葉は、ニュースとしての事実しか知らない私にも、繊細で重く響いた。言葉の重みが違う。
関ジャニ∞とは番組で御一緒させて貰って、嬉しかったです」と関ジャムにも触れてくれて、○○のファンの方△△のファンの方、ってカンペ読みながら(笑)今日出演の全組の名前を挙げてくれて。震える声での「好きなアーティストを、精一杯応援してあげてください」に涙が出た。「僕達も、今ここでこうしてやれているのは、何年も何十年も応援してくださっているファンのみなさんのおかげです」と、御自分のファンにも何度も感謝を伝えていた。Xってもっと攻撃的で尖ったイメージだったけど、すごく暖かい、そして熱いステージだった。

かと思いきや途中MCでマイクを渡されて照れ笑いで何も言わずにTOSHIさんに返したり、TOSHIさんがいなくなって探したり、最後にTOSHIさんをおんぶして出て来たり、力尽きて2人で花道に寝っ転がったり、客席にXポーズさせて自撮りしまくったり、めっちゃかわいかったんですけどー!!!関ジャムでも思ったけどYOSHIKIさんめっちゃキュート。


お互いを曲中やMCでネタにしたり他のアーティストのファンを巻き込んだりするのは流石フェス慣れしてるなっていうのが、エイト以外のアーティストを見て一番感じた事かもしれない。今回は初めてだったから本当十分だしあれで正解だったと思うが、もっと経験を積んで、弄ったり弄られたりできるようになったら嬉しい。



関ジャニ∞は技術的には専業のミュージシャンにはまだまだ及ばないところも多いかもしれないけれど、あれだけ会場を盛り上げて、錚々たる面子の中でも遜色ないステージができた事が嬉しく、誇らしかった。本当に本当に格好良かった。

すごく、バンドだった。私が期待・心配していた以上に、バンドだった。
それでも渋谷さんが「アイドルグループです」と言ってくれた事が嬉しかった。アイドルがバンドをやっているからこそ、関ジャニ∞はカッコイイ。私が惚れたのはそこだ。

渋谷さんはフロントマンとして経験者としてグループを引っ張っていたし、錦戸君は華やかさと意外な親しみやすさで客席を惹きつけていた。横山君・村上君はバラエティとのギャップに驚く声も多かった。丸山君の真剣にベースに向き合う姿とそのプレイは、音楽ファンにも響いた。余裕でスタンドを煽る安田君は、完全にギタリストだった。大倉君のドラムの熱で、『こいつらガチだ』という事は伝わったと思う。

去年"渋谷すばる"として出演した時にはまだソロワークの方向性が全くわからない状態で、ファンにも緊張感があった。本人も、良い意味でピリピリして尖っていた。『全員敵じゃ!ぶちかましたるわ!!』みたいな感じだった渋谷さんが、今年は『全員味方にしたる!』というように会場に語りかけ、煽っていたのは感慨深いものがあった。どちらもそれぞれに、良いステージだった。

渋谷さんが最後の挨拶で「音楽は勿論ですけど、それ以外にも色んな事やってるんで。毎年リリースもツアーもやってます。バラ売りもやってるんで、これを機にちょっとでも興味が沸いたら、関ジャニ∞を覗いてみてください」と言っていたのがとても印象的だった。*3

このブログの目的は、『関ジャニ∞をよく知らない人にも興味を持って貰う』『興味を持った人を引っ張り込んでファンにする』というところにもある。(自分がスッキリしたくて書いているだけの記事もあるので、それが全てではないけれど)
自分が10年目にファンになってみてすごく楽しいから、この楽しさを味わってほしい。エイトはもっとファンを掴める・大きくなれると思っているからこそ、ここから更に上にいってほしい。そのために、自分ができる事をしたい。
きっかけは何でもいい。誰からでも、どこからでもいい。1人でも、関ジャニ∞のファンを増やしたい。
渋谷さんの発言で、改めて感じた。



エイトは勿論、エイトをきっかけに様々な音楽に触れることができて、とても幸せな時間でした。暖かく迎え入れ盛り上げてくださった各アーティストのファンの皆様、本当にありがとうございました。関ジャニ∞に興味を持ってくださった方がいらしたら、両手を広げてお待ちしております!まずは毎週日曜23:15の「関ジャム 完全燃SHOW」からでも!テレビで毎週ガチセッション見られますよー!
関ジャム 完全燃SHOW|テレビ朝日






*1:チェリー=「キング オブ 男!」MVでの安田君の役名

*2:ドリフェス2014に渋谷ソロで出演した際、全くMCをせず最後に「関ジャニ∞っていうアイドルグループやってます!よろしく!」とだけ叫んでステージを去った件。「月刊TVガイド」2015年12月号にて渋谷が「自分でも印象的なシーン」と語っていた

*3:「バラ売り」って言い方めっちゃかわいい