オクト。

新規による関ジャニ∞備忘録。 良い事もそうでない事も。

関ジャニ∞「罪と夏」を語らずにはいられない。

シングルが気に入った時に書くダイレクトマーケティングシリーズ、「罪と夏」編。
収録内容についてはこちらも御参照ください。


 

初回限定盤A

罪と夏(初回限定盤A)(DVD付)

罪と夏(初回限定盤A)(DVD付)

■CD
1. 罪と夏
2. 噂のオトコマエイト!
3. The Light

■DVD
「罪と夏」Music Clip & Making

 

罪と夏

作詞:高橋誠司/作曲:Dr.Dalmatian/編曲:久米康嵩・Dr.Dalmatian


いやー、めっちゃ良いの作って貰った!!!


もう本当これ。溢れ出る関ジャニ∞感。実際は爆モテの筈なのに、片想い・フラれ曲が妙に似合ってしまう。それが関ジャニ∞

「『思い出』じゃなくて『好き』になってよ」は耳で聞いてると一見(一聴?)普通のフレーズなんだけど、文字で見た時のインパクトが凄くて一気に好きになった。"好きになってよ"って縋るのめっちゃエイト!めっちゃエイト!!

2番見る限り、ワンナイトどころか声すらかけられてないですからね…。「ナンパ注意 プリーズ」って自分もナンパしようとしてんのに何言ってんの!
そして「君が今選ぶなら『そりゃ僕だぜ?』…とか無理だしな」のヘタレ感。

「ガンガン強炭酸」「マジ遠いぜ ハートの水平線」も好き。自分からは絶対出ないフレーズ。マジ遠いぜハートの水平線。すごい。

作詞の高木誠司さん(楽曲制作チーム「Dr.Dalmatian」主宰)はエイトとのお仕事はおそらく初めてだと思うけど、何がどうなってこういう曲に仕上がったのかすごく興味がある。こういう感じの歌詞で~っていうオーダーがあったのか、ゼロからのコンペなのか。ゼロからだとしたらあまりにも関ジャニ∞すぎて凄い。

歌唱も本っっ当良くって、上から下まで音域広いエイトだからこその幅と深みだなーと。渋谷&錦戸を真ん中に置いての、安田上ハモと大倉下ハモの威力。

渋谷さんの「マジだぜ?」が格好良すぎて泣いた。すき。

亮ちゃんの「やんちゃユアボディ」はハマりすぎて唸る。ニュアンスとかも本当上手いんだよな錦戸さん。2番Aメロ後半のブレイク入るところも亮ちゃんだからこそだなと思うんだけど、「夏がほら」が音当たってないのが引っかかる。テレ東音楽祭(3)聴く限り、「なつがほら」は「ファ#↓ ファ#↑ ミ レ# シ」なのでは。その方が綺麗だし。ライブとかでは時々上が出ない事はあるけど、CDこれでいいって言ったの…?錦戸亮が…?っていうのが気になって仕方ない。


これだけ気に入ってるからこそ、どうしても納得いかないところがひとつ。女声合いの手要らない。

楽曲に必要であれば老若男女問わずコーラスを入れる事そのものには反対ではないものの、この曲に複数人女子の媚び媚び声は正直要らないと思う。歌詞からしてちょっと無理めな可愛い子を想像してるのに全然イメージと違うし、一番好きなフレーズの「『思い出』じゃなくて『好き』になってよ」の後に入る「(え?)」の小馬鹿にした感じが本当イラッとしかしなくてもうブッ飛ばしたい。これ入れるって決めたの誰なんだ。あんまりそういう言い方したくないけど絶対男だろ…。

リサイタルもあるから掛け合いを入れたかったんだろうけど、C&Rをはき違えている感じがして私はすごく嫌です。(歌詞カードのフォントが違う(え?)とか(はーイ)とかが嫌なので、Fuh!とかYeah!とかは別にいい)

一応言っておくと、こういう編曲・ディレクションをした人に怒ってるんであって実際歌った人には罪はない。

映像つきならまだしも音源としてヘッドホンでエンリピするには非常にストレスなので、同じようにこれ嫌だ!と思ってらっしゃる方は編集して合いの手なし版を作る事を推奨。消したいところを選択して、オリジナル・カラオケから同じ個所をコピー&ペーストするだけで案外自然になるし、感動的にノーストレスで本当オススメ!

 

噂のオトコマエイト!

作詞:増子直純/作曲:上原子友康/編曲:大西省吾

「あおっぱな」「もんじゃい・ビート」に続く怒髪天提供曲。もうこれはあれだから。良いとか悪いとかじゃなく、関ジャニ∞×怒髪天っていうジャンルだから!テイチク離れてからも提供頂けてありがたい…。

「どっちに行こうがソレが前」が好き。

 

The Light

作詞:SHIKATA/作曲:SHIKATAGRP/編曲:SHIKATAGRP・KAY

「あの2人のメンバーが熱唱」という情報しかなく、2人デュエットなのか?2人がメインの7人曲なのか?2人って誰なのか?と発売までドキドキしていた曲。実は帰宅して一番最初にこれを聴いた。

いつも僕らは地平線を求めたんだ

歌い出しまるちゃんんんん!という事はもう1人は、すばるく…んだったらいいけど最近「道」やってるし、まさかまさかここへ来て念願の山d…いやいやそんな上手い話ないでしょ。ほほえみとかでしょ。横山君とか村上君っていう可能性もないわけじゃな

 
柔らかな風~♪


山田キター!!!!!


いやもう本当この瞬間を体感できたっていうだけでも、今リアルタイムでエイトを好きでよかったなって思えた。誰のデュエットか秘密にしておいてくれた公式もありがとう。ドキドキ感超楽しかった。

しかも、まさかの安田さんメインですよ。途中でメロ交代すると思ったのにしないからびっくりしたよ。何が起きてるんだ。

曲的にはめっちゃアイドルっぽい…それでいてキャラソンっぽい…結果的にうたプリっぽい…!
私の好みとして『SHIKATAさんならもう一声いけたっしょ!』と思うところもなくはないけど、丸山&安田のデュエット曲としてやわらかい・あたたかい曲じゃなくてこういう"夜"のイメージの曲を持って来てくれた事はとても良かった。夜だけどすごくキラキラしていて、打ち込みサウンドだからプラネタリウムって感じ。ペルセウス

リサイタルより冬ツアーでやってほしい。ドームで聴きたい。オレンジとブルーの星になる客席が見たいから求ム・カラーチェンジペンライト…!

山田には飢えてほしいので、T.M.Revolution的楽曲もいつでもお待ちしております。
関ジャニ∞に歌ってほしいT.M.Revolution。 - オクト。

そしてまるちゃんはデュエットしてないのが亮ちゃんだけになったぞ。いつどこで来るんだろうほほえみデュエット。(他の5人との楽曲どれもそれぞれに良いので丸山隆平凄い。と言うかまるちゃんの歌が好き)

 

「罪と夏」Music Clip & Making

「…誘ってんじゃね?」で前に出て来るのにまるちゃん放り投げる亮ちゃんと、その後の「やんちゃユアボディ」でまるちゃん揉みしだくtorn…。

「マジだぜ?」でグラサンに「本気」が浮かび上がる渋谷さんと、「キスマーク飛ばす南風」の安田君は良い。キスマーク良い。チャラい。「ダメだぜ?」の錦戸さんの顔w

エキストラに水かけたり泡かけたりしてるのは楽しそうで良かったかな。7人で円形プール(ジャグジー)に入ってる画が一番良かった。音とも合っててかわいい。ちゃぱちゃぱやってる横山さんかわいい。


MVとしては、可もなく不可もなくいつものエイトだなーという感じ。掃除の人が冒頭で意味深に映るわりにオチが弱かったのと、『…で?』っていう感はある。まとまってない。2回3回見たくなるかっていうと、そうじゃないんだよなー。メイキングも。

エイトのMVは最近やたらと大人数が出ているものが多くて、ちゃんと意図があってやっているのか疑問。「がむしゃら行進曲」は丸山君主演のぬ~べ~の主題歌で先生役だったから生徒を沢山従えるのもわかるけど、他はどうなんだ。何となく人いっぱい出しとけば盛り上がってるように見えると思ってるんじゃないの?安易にやってるように見えるので、誰の趣味か知らないけどもう少し考え直した方がいいと思う。

と言うかエイトがなのかジャニーズがなのか、良いMVが全然見当たらないな…。もうちょっと予算とスケジュール取ったらいいのに。センスのある、良いMVが見たい。
(個人的に好きなのは「PUZZLE」初回収録の「YOU CAN SEE」とか、「FIGHT」初回B収録の「Fight for the Eight」とか、ツアーBlu-ray収録の「Dye D?」とか同じく8ESTのBlu-ray収録の「torn」とか。全然シングルじゃないw 最近では「言ったじゃないか」と「CloveR」はどっちも良かった。安定と信頼の中村哲平監督による「プロローグ・オブ・パッチ」シリーズや「キング オブ 男!」「がむしゃら行進曲」も好き!もう全部中村監督に撮って貰えばいいのに)

ちなみに私がひっそり気になっている「高気圧プリーズ~胸鳴らせ」の足上げ間違ってるよ問題ですが(多分正解は右右左左だけど、歌番組では渋谷さんだけ右右右右、安田君だけ左左左左になっている)MVも渋谷さんは右右右右だという事をお知らせしておきます。


 

初回限定盤B

罪と夏(初回限定盤B)(DVD付)

罪と夏(初回限定盤B)(DVD付)

■CD
1. 罪と夏
2. バッキバキ体操 第一
3. エイト エイター Oh!

■DVD
「バッキバキ体操 第一」Music Clip & Making

バッキバキ体操 第一

作詞:KJ∞CHRONICLE/作曲・編曲:高橋浩一郎/

ネタなのに曲がカッコ良くてなんか腹立つw いやでもAメロBメロめっちゃ良い!!そしてこんな曲なのに関ジャニ∞歌上手くてなんかもうwww
歌詞が案外ちゃんとしてて、クロニクルスタッフさん頑張ってくれたなーと。

Aメロのまるちゃんエロい。丸山君に「カーボハイドレートのドレイ」を振った人にお米献上したい。最高。くいしんぼう感とドM感最高。
横山君の「刻めユアクロニクル」も妙にハマってて良い。

「Masterpiece」とかもそうだけど、バリバリの打ち込みEDMなのに渋谷すばるが歌い出した瞬間演歌かってくらい湿度が上がるのもエイトっぽくて好き。

 

エイト エイター Oh!

作詞:丸山隆平/作曲・編曲:高橋浩一郎

開始5秒で『リサイタルのオープニング』感がすごい。実際去年の入場で使ってた曲のアレンジ?もう記憶が…。

個人的に現場ありきで作品をリリースするのが好きではないので、リサイタル用。以上。という感じ。これおまけトラックでしょ。1曲としてカウントしたらあかんやろ。

 

「バッキバキ体操 第一」Music Clip & Making


村上信五のイケメンぶりが尋常じゃない。

 
常日頃から「エイトにはイケメンしかいない」と本気で言い続けてるけど、それぞれ髪型とかコンディションとかあるじゃないですか。バッキバキ体操の村上君、マジでずっとイケメン(真顔)
村上君はずっとビジュアルキープしてて痩せたり太ったりむくんだりっていう変化が殆どないから、髪型なのか、立ち位置0から動かないセンターとしての自信が彼を輝かせるのか…。とにかくハチマキもB系衣装?も、イケメンじゃない瞬間がない。ずっとイケメン。ずっとイケメン。

あの衣装にあのハチマキしてもまだイケメンな錦戸亮の顔面偏差値も凄い…。画的に重りあった方がいいでしょ、って重いバーベル軽々持ち上げるのもカッコイイ。

最初のNHKパロからラストのカッコイイとこまで、コンセプトがしっかりしてるのでMVとしてはむしろこっちのが好き。あのB系衣装で踊るの見てたら何かダンスもカッコイイような気がしてきた…。(洗脳)


  

通常盤

罪と夏

罪と夏

■CD
1. 罪と夏
2. バッキバキ体操 第一
3. 噂のオトコマエイト!
4. Do you agree?
5. 罪と夏(オリジナル・カラオケ)
6. バッキバキ体操 第一(オリジナル・カラオケ)
7. [Secret Track] *1

 

Do you agree?

作詞・作曲:清水昭男/編曲:Peach

ズッコケ新録もそうなんだけど私は音が多すぎるアレンジがダメで(7人が音を出す事に意味があるとわかってはいても、ガチャガチャしすぎて聴いてられない)少プレ初披露も『あ、これ無理』と思ってイントロ途中で止めちゃったんだけど、流石にCDはそれよりはまとまってた。でもヘッドホンは辛い。コンポが限界。

過去曲を今、メンバーで演奏し直すという試みそのものに反対ではない。反対ではないけど、やっぱり過去のライブでやってた荒削りな演奏の方が勢いと熱があって好きだなー、というのが本音。

新規ながら「Do you agree?」は音源化されてない名曲であり続けてほしかった気持ちもあるものの、これによってカラオケに入るのはちょっと嬉しい。次「DIVE」お願いします。(好き)

 

罪と夏(オリジナル・カラオケ)


オケめっちゃカッコイイ。

これ激カッコイイから是非聴いてくれ!このために通常盤買ってもいいくらいの価値あるから!!

発売前に「罪と夏」聴いて『せっかくかっちょいいバンドサウンドにして貰ったから、いずれバンド形態でもできたらいいな~』とかゆるく思ってたけど演奏聴いたらそんなレベルじゃなかった(笑)

手数の多いドラムは格好良い、という価値観で育ってきたのでサビむちゃくちゃテンション上がる。
叩いてるのはGO!GO!7188のターキーさんとの事。

ギターもカッコイイんだよな。誰だろう。クレジットはアルバムまで待つしかないのか…。

ホーンもいっぱい入ってるし(ブラスロック大好き)ストリングスも思った以上にふんだんに使ってあって、ただの明るいサマーチューンじゃない奥行きが凄い。これで一夏乗り切れるくらいお気に入りです。ツアーで生バンド版聴けるのめっちゃ楽しみだー!ツアー冬だけど!!

 

ジャケット

3種並べると繋がるドラゴンボール仕様のジャケット。やはり目玉は通常盤。

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発表されて即「女子じゃない…って言うか多分すばるくん…」ってなるエイターと、比較検証できる尻画像が大量にあるという現状に笑ったw *2
個人的には手が決め手でした。すばるくん"おてて"って感じの、ふっくらしたちっちゃい手でかわいい。

通常盤ブックレットを開けると上まで見られるわけですが、ガッカリ感演出のためなのか顔はすば子じゃなく渋谷すばるさんなのが酷いw
何がどうなってこうなったんだよこれ!

とりあえず、この夏は打倒すばるくんを目指してヒップアップを頑張ろうと思います。


 

 
初回Aは山田デュエット「The Light」が入ってる!
初回Bはバッキバキの村上君がひたすらイケメン!
通常盤は「罪と夏」のオケが最高だしジャケットがアレ!

という事で関ジャニ∞ニューシングル「罪と夏」絶賛発売中です!
気になる方はオリコン集計される日曜日までに是非よろしくお願いします~。


 

 

*1:横山裕1人トーク・約2分30秒

*2:JUKE BOXツアーのふんどしとか、元気が出るLIVE!!のTバックとか

「関ジャニ∞の元気が出るLIVE!!」DVDは何がいけなかったのか。

2015年12月~2016年1月のツアーを収録した「関ジャニ∞の元気が出るLIVE!!」DVDとBlu-rayが発売されました。
いやー、酷評ですね!そらそうだ!元気出ないもん!

数日経って、色んな意見を読んで、自分なりに少し消化できてきたような気がするので私が思う問題点と、考え得る解決策や願望をまとめておきたいと思います。
ファンにはわからない事情もあるだろうし、これが絶対的な正解とも思っていません。あくまでも『こうしてくれたら私は満足』という意見です。

告知・宣伝

 

公式の告知文

関ジャニ∞LIVE史上最大の試練となった1.17を映像化!「関ジャニ∞の元気が出るLIVE!!」6月15日発売決定!
 
今年1月17日に行われた、関ジャニ∞5大ドームツアー「関ジャニ∞の元気が出るLIVE!!」のツアーファイナル公演(京セラドーム大阪)が奇跡の映像化!6月15日に発売決定しました!
 
当日、メンバーの大倉が腸閉塞で倒れ、6人で行った一夜限りのLIVEを隠すことなく収録。冒頭、6人の口から大倉が倒れた事態を報告し、ファン45,000人と共に大倉の穴を埋めると誓った6人の姿や、7人のフォーメーションとは違うことでの焦りといった生々しい姿、そして一緒にステージに立てなかった大倉へのメッセージなど、最初から最後まで元気と涙と笑いに包まれた、過去にも未来にもない関ジャニ∞のLIVE映像作品です。
 
この作品を観た全ての人が、関ジャニ∞7人の絆、そしてすべてのEIGHTERのあたたかさを感じることができるはず!
 
収録内容としては、ツアーファイナルの模様を収録した「関ジャニ∞の元気が出るLIVE!! in 京セラドーム大阪 2016.1.17」と、ツアー初日から最終日までの、各地LIVE映像やステージ裏側など、EIGHTと全国のEIGHTERとで、一つの空間を共有したツアームービー「スペシャルメイキング ~EIGHT+PLUS~」の2部構成となっています。
 
尚、DVD・Blu-rayともに数量限定の完全生産限定盤としてリリース!
 
http://www.infinity-r.jp/pages/news/20160420_133.html

公式でこのテンション。

・「LIVE史上最大の試練」という煽り
・関西発のグループであるにもかかわらず「1.17」という配慮に欠けた表現
 *1
・不完全な公演を商品化する事への誠意もなく、かえってよかったというような論調
・絆の押し売り

興行が不完全なものであった事に対する責任は最終的には主催企業にあるのに、それを"メンバーとファンの絆"という感情論に仕立て上げる事で誤魔化そうとしているようにも感じる。

⇒「大倉のいない公演の収録は大変不本意ではありますが、ファンの皆様のリリースを熱望する声を受け発売となりました」というような姿勢で誠意を見せる。

 

完全限定生産

本編が不完全な公演である事への配慮だと思いたいが、今後も継続して販売し続けられるクオリティだと胸を張れないなら、そもそも販売するべきではない。
「この作品を観た全ての人が、関ジャニ∞7人の絆、そしてすべてのEIGHTERのあたたかさを感じることができるはず!」と、『完全生産限定盤』が既に矛盾している。そう思うなら普通に販売して、これからファンになる人にも見て貰えばいい。何のための限定生産なのか。

また限定生産である以上、発売されてから内容や観た人の感想で買うかどうかを判断する事も難しく、内容に不安があるファンは「諦めて購入する」か「諦めて購入しない」かの2択だったという点も『退路を断たれた』という印象がある。
顧客に『買わされた』ではなく『良いものを自分で選び取った』と感じさせるのが良いセールスマンだと言われている。目先の売上は確保できるかもしれないが、『買わされた』という気持ちは今後どこかで必ずマイナスに作用する。

 

製品

 

パッケージ

・「6+45000」表記
・他のメンバーが白で大倉だけカラー
・背面に大倉の名前がなく、他6人からの寄せ集めで「TADAYOSHI OKURA」
・緑だけ別印刷、カバーを外すと6人対1人に分かれる

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他の何を許しても、私はこれだけは絶対に許さない。こんなにも人を傷つけるパッケージを『これ面白くね?』って考えた人、それにOKを出した人がインフィニティ・レコーズという身内側にいるかと思うと絶望する。

ライブ後には「大倉的には複雑だろうから、DVDは出さなくてもいいのでは」という意見も出たと安田君が日記に書いていたが *2 そう言っていた人はこのパッケージについてどう思っているのだろうか。

大倉不在を明記していない

デザインでこんなにもアピールしているのに、前面のシールにも裏面にも本編に大倉君が出ていない事は明記されていない。知らずに手に取る人は、デザインだけ見ても意味はわからない。情報提供が十分でない。(限定生産だが受注生産ではないので、店頭に並ぶ可能性も十分にある)

⇒「本編には大倉忠義は出演していません」と、外からわかるように表記する。

 

返金対応した公演を本編として販売

希望者に返金したという事は公演として"商品にならない"と認めているのに、それを本編として販売し、「それがウリ!かえって良かった!!」というような宣伝文句で売り込む事に違和感がある。

⇒予備日を設定し、2公演以上撮影する。(且つ、製品化の際に2公演分の映像を混ぜない)

 

企業努力の不足

本編に大倉君がいない以上、単純にファンを7で割っても売り上げが平年の15%ほど減る可能性がある。企業としてはそれをどうやって今まで通りにするか、あわよくば増やすかというところを考えないといけないと思うが、その対処が全くなされていない。
大倉担が買いたくなくなるものは商品戦略として失敗していると思うし、大倉担以外の購買意欲も削ぐ事に何のメリットがあるのかわからない。

7人での本編映像をフル尺でつける・メイキングに大倉君を多めにする・大倉君がメインになるような特典コーナーをつける等、『大倉君がいないなら買いたくない』層が買いたくなるような商品をつくる。

 

Blu-rayにマルチアングルがない

マルチアングルの容量がどの程度なのかはわからないが、数曲だけでも7人でのライブ映像がフルで収録されていれば全然印象が違った。

 

特典で本編のマイナス面が補填されていない

こちらの意見を読んで、確かに本編に7人でのライブが普通に収録されていたら、そういう風に感じたかもしれないなとは思った。
しかし6人しかいないオーラスを本編にするという決断をした以上、特典の方向性も修正すべきだったのでは。

⇒どうしてもオーラスを本編にするのであれば、ツアームービーとは別に、7人でやった公演を(全曲じゃなくてもいいから)フル尺で特典につける

 

1/16までのライブを見ていない人への配慮がない

ライブのDVDは、行った人だけが買うものではない。行けなかった人、チケットのためにFCに入るほどではないが興味はあるという人、ツアーより後でファンになった人。色んな『ライブを見ていない人』が購入する可能性があり、キャパシティが限られている現場と違って多くの人が年月を超えて見る事ができるという点が、DVDの良さでもある。そこからよりコアなファンになる事だってある。

しかしこのDVDには1/16までの13公演の、関ジャニ∞が見せたかった本来の形であるライブ映像が1曲もフル尺では入っていない。*3
「元気が出るLIVE!!」がどういうものだったのか、ライブを見ていない人には一切伝わらない。

⇒どうしてもオーラスを本編にするのであれば、7人でやった公演を(全曲じゃなくてもいいから)フル尺で特典につける

 

MCダイジェストでの日程間違い

福岡公演は1/2~3だったのに、1/3~4と表記されている。それは去年です。
本当に「一つの空間を共有」するつもりがあるのか。

 

ファンが映りすぎ

一口に「DVDにファンは要らない」とは言っても、様々なスタンスがある。

・"関ジャニ∞"のDVDなのに一般人の分量が多すぎる
エイトが見たくてお金を払っているのに、何の興味もない他人の映像を見せられる。

・本編にファンが映る
メンバーだけの完成度が高いものを見たいのに、ファンがアップで映ると萎える。

メンバーだけ映しても7人いるんだから、ファンとしては1/7でも少ない足りない『ああここの◯◯君の表情・動きめっちゃ良かったのに抜かれてない!ソロアングル欲しい!』と思う事があるのに、何故1/7より更に減らされなくてはならないのか。

・一般人の泣き顔を勝手に撮影、販売するのは倫理に反する
楽しんでいる表情ならまだしも、ショックで泣いている顔のアップを使うのはいかがなものか。

・興奮するオタクを見せられても引く
年齢性別や容姿の美醜に関わらず、あまり美しいものではないと思う。見たくもないし、自分も映りたくない。

・メンバー部分と混ぜられていて、見たくない人も避ける事ができない

 
「8EST」初回A特典の∞祭にはそれほど強い抵抗はない理由を考えた結果、私は『飛ばせない形で本編に混ぜ込まれる』のが一番嫌なんだと気付いた。例えば映画を見たいのに、良いシーン良いシーンで俳優の演技ではなく観客のアップが映ったら集中できない。「感動しました~」「○○サイコー!」というようなCM用インタビューは、特典の隅にでも入れればいい。見ないから。私が見たいのはそこにある"作品"であって、それを見てどう思うかはこちらで決める。他人のリアクションは必要ない。

⇒どうしてもファンを入れたいなら必要最低限。ライブ本編中ではなく特典で、見たくない人は飛ばせるようにチャプターを分ける

ちなみに本編でファンのアップが映っていない楽曲はこちら。

 

インタビューを撮影するという告知がなかった

私の知る限り、ファンのインタビューを撮影しますという告知がされていなかった事も、フェアじゃないように感じている。私は映りたくないけど、映りたかった人からしてみたら『ズルい!』と思うのでは。

⇒「○月○日○時頃撮影、参加希望の方は集合」と告知する *4

 

金額に見合った内容ではない

初回限定盤DVD+通常盤DVD+Blu-rayという3形態での発売が定着した「8UPPERS」からの価格一覧は以下の通り。(全て税抜)

f:id:say8888888:20160619164242p:plain

DVDは、決して安い買い物ではない。収録時間や内容の密度を考えても、今回の価格が適正であるとは私は思わない。
『金額に見合った価値のある商品かどうか』を判断するのは消費者であり、売る側が『出なかったかもしれないんだから出しただけありがたいと思え』というスタンスになるのは違う。


 

感情・精神

 

意見を伝える方法がない

メンバーへの不満ではないので、本人への手紙やラジオ宛のメールにインフィニティ・レコーズへの不満をぶつけようとは思わない。レコード会社の事を事務所に言っても仕方がない。(J-Storm傘下なので事務所でもいいのかもしれないが)

消費者の不満は必ずしもメンバーが直接見るべきものではなく(見たいんだったら見たらいいけど)マーケティング担当がまとめた上でチームで共有するものだと思う。ここ2年ほどの状況を見ても、それがなされているとは思えない。

不満があっても伝える方法がないから、今回Amazonレビューが爆発しているのだと思う。

⇒意見・問い合わせフォームの設置、もしくは郵送での意見要望を受け付ける。CD・DVD・コンサートチケット購入者対象のアンケート(商品にQRコード封入等)を実施する。

郵送したい方はJ-Stormの住所がミヤマスタワー(ファミリークラブと同じ)なので、そちらにインフィニティ・レコーズ宛で送るともしかしたら届けてくれるかもしれないし、オープンな情報ではないので破棄されるかもしれない。

 

本当に「ファンのため」になっているのか

関ジャニ∞がファンを愛し大切にしてくれるグループである事は、ファンもよくわかっている。ファンのことが好きで、喜ばせたいと思ってくれている事も信じていたい。

しかし、メンバーが「ファンのため」と言って実行している事は、本当にファンの喜びに繋がっているのだろうか。昨年のリサイタルの際にも書いたが、心の距離は物理的な距離ではない。本当に「ファンのため」と思ってくれるのならば、ファンが何を望んでいるのかもう一度考え直してほしい。

 

安田君の日記

6/17更新のJohnny's web連載「関ジャニ戦隊∞レンジャー」で、安田君が今回のDVDについて触れていた。

内部でも「大倉の気持ちを考えて、発売は見送ろう」という意見があったと知れた事はよかったが、「これまでのどの関ジャニ∞LIVEDVDより今回のが一番良い!!」という発言にはショックを受けた。1人欠けているライブが、全員揃っているライブを上回る事などない。これを読んだ大倉君は、大倉担はどんな気持ちだったのだろう。あまりにも配慮に欠けていると感じた。

帰ってしまったファンがいた事にも言及しながら、最後までライブを見たファンを絶賛している事も気になった。メンバーが1人病欠しますと言われたら、帰る人がいても仕方ないと思う。『自担いないなら意味ない』でも、『6人でのライブに耐えられない』でも。受け止め方は人それぞれだから、帰った人残った人どっちが正解とか偉いとか、ましてやファンならこうあるべきなどと押し付ける必要はない。そう捉えられかねない発言をメンバーがしてしまっている事がとても残念だった。

ファンはひとつの塊ではない

「6+45000」と言われても、厳密に数えたら寸分違わず45000人というわけではない。その数人、数十人、数百人を"誤差"とする事は、かえってファン1人1人の存在をないがしろにしているように感じる。

メンバーや制作側は全部ひっくるめて"Eighter"と思っているかもしれないが、ルールを守っている人からすると、盛り髪ヒール・2枚以上の団扇・盗撮・赤ちゃん連れ等のマナー違反・非常識な人と一緒にされたくないという反感を持つのは仕方ない。(子連れは否定しないが、幼い子供は耳や体に影響が出る事もあるので大音量のライブに連れて来るのはあまり賛成しない)

ファンは大きな塊ではなく個人の集合体で、あくまでも『エイト対自分』という世界にいる。エイトは"関ジャニ∞"というグループであり運命共同体であり家族だが、ファンは"エイター"というグループではない。たまたま同じ人を好きになった赤の他人だ。年齢も性別も職業も、思考も感情も様々な人達が同じものを愛してそこにいるというのがライブの面白さであり、好きなものを通して色んな世界に触れる事ができるのもファンというものの面白さなんじゃないかと私は思う。

DVDにファンをパッケージする事への是非とも繋がるが、制作側の『1人のファンをピックアップする事でファン全体とする』という意図もわかる。わかるけれど、ファン側からするとそれはあくまでもピックアップされた1人であって、自分ではない。ファンの代表でも何でもない。そこに自己投影しろというのは無理な話だ。



 
私は関ジャニ∞のつくるものを信頼していたから、リリースされたものはほぼ購入してきた。しかし今後、DVDはある程度感想が出揃ってからでないと買わないと思う。そう思う人が多いと、どんなに内容が良くても初動売上が落ちる。早期予約は、愛と信頼によって成り立っている。

外から見たら突然爆発したように見えるかもしれないが、現状の酷評は今回のDVDだけに限った事ではない。インフィニティ・レコーズを立ち上げてからの約2年間で積もり積もった不満が爆発した結果だという事も理解してほしい。

「ここが嫌だ、改善してほしい」と訴えるのは、可能性があると思っているからだ。そして、良い方向に向かってほしいと思うくらい関ジャニ∞の事が好きだからだ。無駄だと諦めたら、何も言わない。批判している人の裏には、黙って去った人もきっと大勢いると思う。このまま迷走を続ければ、ファンは減っていく一方だ。


「元気が出るCD!!」は良いアルバムだし、ライブもとても楽しかった。オーラスも、あの時できる最善を尽くしてくれたと思っている。その点に不満はない。
だからこそ、楽しかった「元気が出るLIVE!!」を映像で反芻したい。ライブに行けなかった人にも見てほしい。ここが良かった、あそこが好きだと言い合いたい。


今からでも遅くはありません。

画質が落ちてもいい。特典も何も要らないから、7人でのライブを商品化してください。

それが私の、今の最大の願いです。


 

*1:「3.11」同様、阪神・淡路大震災を指す表現として使われる事が多い

*2:2016/06/17 Johnny's web連載「関ジャニ戦隊∞レンジャー」

*3:大倉君が参加していないユニット曲である「渇いた花」「バナナジュース」だけは本来の形ではある

*4:それを捌ききれないのなら最初からやらなくていい

「元気が出るLIVE!!」DVD発売に関しての自分のツイートまとめ2

関ジャニ∞の元気が出るLIVE!!」DVD・Blu-ray発売について自分が呟いた事のまとめ。後から見返す用。

他の方の発言やレポから考えた事については元ツイートも含めてまとめています。


*発表~詳細告知


 


@*** ツアー良かったからDVDで見たいっていう、ただそれだけなんですけどね…
 
https://twitter.com/say8888888/status/730262582452330496

 


~ジャケット画像公開~



~CM公開~



~パッケージ(ケース)写真が出回る~



~発売~



~発売~


せい on Twitter: "高いと思うなら買わなきゃいいのにって私も思います。もはや何で買う事にしたんだかわからん。と思ったけど後から定価以上出したくないからだった。(すぐ忘れる)"


~Johnny's web 日記更新~