リサイタルを終えて。
リサイタルお疲れ様でした。怪我や体調には若干の心配がありつつも、無事に全公演を終えられてよかった。
発表から初日まで、そして約2ヶ月の公演期間を経て、考えが変わったところもあれば変わらないところもある。
神戸は、すごくショックだった。
公演自体はそれなりに楽しんだけれど、「近さ」にしか魅力を感じられなくて。メンバーが笑顔でファンサすればするほど、『ファンサを貰えなかった人』『会場に入れなかった人』が切り捨てられている気がして辛かった。その場にいたのに、幽霊みたいな気分だった。
今考えてみると、『楽しんではいけない』と思っていたような気がする。落選した自分は選ばれた側の人間ではないと思っていたし、会場の1万人だけを、その中でも手の届くごくごく一部のファンだけを楽しませる事を、肯定したくなかった。
三重・福井・長野と公演を重ねていくにつれて参加済みの人数も増え、感想も見かけるようになった。
ファンサコンへの疑問があれば、そう感じたのは自分だけではないとわかって嬉しかった。近かった・エイトのやりたい事がわかった・楽しかったという感想も、楽しんだ人もいたとわかってそれはそれで嬉しかった。誰も楽しくなかったら本当に救われない。
ありがたい事に御縁があり、友人と一緒に参加できた事も大きかった。旅も公演も、ポジティブに楽しむ事ができた。(神戸だって別に最初から批判するつもりで入ったわけではないんだけど)
メンバーの言動にやるせない思いを抱えたり、それでも楽しんでいる人がいるのならそれでいいのかなぁと思ったり。色んな考えに触れ、色んな事を考えた。少なくとも始まる前よりは、そして神戸公演の直後よりは、今の方がリサイタルを許容する気持にはなっているかもしれない。それは諦めに近い感情でもある。リサイタルからの「元気が出る~」で、流石にちょっともう疲れた。
今でも、それはどうだろうと思う点は沢山ある。
エイトはエイトで思い描く理想があったのかもしれないけど、入社11年目の人間が、理想だけでメリットもデメリットもリスクも対策も一切考慮されていない企画書出してきたら引く。そもそもその理想すら、ファンには明確なビジョンが伝わってこない。
私はエイトを別世界の偶像ではなく、現実を生きる同世代の社会人だと思っているので、『それは30代の仕事としてどうよ…?』という気持ちが強い。
じゃあもういいやって放り出せばいいんだけど、そうはならなかったんだなー。結局。オーラスにキャンジャニでバンドやってしまうエイトが好きだ。リサイタルに関してもそれ以外に関しても疑問点は沢山あるけど、追うのをやめようとは思わなかった。惚れたもんだから仕方ない、を噛みしめる初秋。
"関ジャニ∞"にも個人としてもそれぞれ好きなところとそうでないところがあるけど、全部ひっくるめてトータルとしては、グループもメンバーもとても好き。という基本スタンスは、変わっていない。しかしインレコ移籍からたけしまでの現状を見るにつけて、あまりに真剣に向き合うとこっちが疲弊してしまうなという事も感じている。
PUZZLEからJUKE BOXまでのDVDをすり切れるほど観て、*1 十祭で「エイトを好きになってよかったー!」と叫んだ身としては、どうにか軌道修正して貰える事を切に願う。本当に。
という事で、私のリサイタルでした。
ドームは普通に楽しく遠征がしたい。
*1:初期もかわいいけど、PUZZLE以降は本当に甲乙つけがたいくらいどれも好き